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2011年07月13日

お盆

全国的にお盆というと8月に行うのが一般的になっているが
鶴岡の旧市内では7月に行う家もいまだ多い。
我が家も7月派であるようで定番のキュウリ馬とナス牛を仏壇に供えていた。



子供の頃、寺の坊主に
「その見た目からキュウリ=馬、ナス=牛と思われているが、実はキュウリ=牛でナス=馬が正しい」
と聞いた記憶があるのだが、
ネットで軽く調べてみたがそのような記事を見つけることはできなかった。
単なる私の記憶違いなのか、これは一度じっくり調べなければならない。  


Posted by じゅんさく at 15:14Comments(0)庄内弁

2011年01月27日

大判焼き

「秘密のケンミンSHOW」で全国各地の大判焼きの呼び名が紹介されていた。

青森県→おやき
高知県→たいこまん

そして我が山形県では「あじまん」と呼ばれているとのことだった。

いやいや、ちょっと待て。
個人的に「あじまん」と「大判焼き」は似て非なるものだと思う。
「あじまん」は「あじまん」という食べ物だろう?
「大判焼き」は普通に「大判焼き」と呼んでいるよ?
「あじまん」と呼ぶのは「あじまん」の店舗で売っているものだけじゃないのだろうか。

ただロケ地が山形市だったから、内陸の人は昔から「あじまん」と言っていた可能性も否定できないが。

まあ、どちらも美味いからよしとしよう。
鶴岡市で美味い大判焼きといえば「ふくひろ」。
思い出したら無性に食べたくなってきた。
明日にでも買いに行こう!  


Posted by じゅんさく at 21:51Comments(1)庄内弁

2009年07月30日

おっかね

夏になるとお化け話のテレビ番組が増える。
先日は人志松本の○○な話でも「ゾッとする話」をしていた。
私はかなりおっかねがりなくせに、こういった幽霊話などを聞いたりするのは好きで
心霊特集などのテレビはつい見てしまう。
その後風呂やトイレに行くのが一苦労なのだが…。

こんな私が実際に霊体験をしたことはほとんどないが
ただ1度だけ本物の幽霊らしきものを見たことがある。

いまから約20年前、高校1年生の夏である。
場所は由良海岸。
山形県の心霊スポットを調べてみると由良の白山島は有名なようだ。

クラスでキャンプというか合宿のようなことをすることになり、
由良の公民館を借りてそこに泊まることになった。

夜中2時か3時ごろ、まだまだ眠れなかったので
白山島に渡る橋の近くの自動販売機に友人と2人でジュースを買いに出かけた。
すると堤防に大勢の老人が腰を掛けているではないか。
真夜中にもかかわらず2,30人もの老人が堤防に座っているなどおかしなことだが
なにか地域の祭でもあったのかと思いそれほど気にならなかった。
その爺さんたちが座っている堤防の向かい側の自販機でジュースを購入し、
振り返ると、今までそこにいたはずの老人たちが跡形もなく消えていた。
恐る恐る友人に「そさ爺さんがだ座ってねっけ?」と尋ねると
「としょりいっぺいだっけぜの!?」と友人も驚いている。
ジュースを自販機から取り出すわずかの間に大勢いた老人たちが消えてしまったのである。
とりあえず全速力で自転車をこいで公民館まで戻ったのだが、
他のクラスメートにこのことを話しても誰も信じず、
由良に住んでいた人たちもそんなのは聞いたことがないという。

これが私が唯一体験した幽霊体験なのだが、
今まで同様の目撃談を聞かないところをみると見間違えという可能性が高い。

私と友人が体験したおっかね思いは、単なる勘違いだったのだろうか。  


Posted by じゅんさく at 20:40Comments(0)庄内弁

2009年05月25日

天神祭

酒田祭が晴れると天神祭は雨。
そんなジンクスがあるから心配だったが、
わっしーさんのブログなどを見ると無事にパレードも行われたようで一安心。

ところで天神祭のときに食べてしまう物に「きんつば」がある。
一般的にきんつばと呼ばれているものではなく、
たこ焼き風の見た目で中にあんこが入っているもの。
玉子焼きとかあんこ玉などとも呼ばれているが、
家ではこれを「きんつば」と呼んでいた。
今食べると大して美味いものでもないのだが、
天満宮の出店や近所の地蔵さんの夏祭りなどで不思議と買ってしまうものである。
  
タグ :菓子


Posted by じゅんさく at 19:44Comments(4)庄内弁

2009年05月22日

酒田祭と天神祭

酒田祭が開催された昨日はいい天気であった。
となると気になるのが天神祭の行われる25日の天気である。

昔から酒田祭の日が晴れると天神祭の日は雨が降り、
酒田祭の日が雨だと天神祭が晴天となるという話を聞く。
果たしてこのジンクスはどれくらいの確率で的中するものなのだろう。
そしていつ頃から言われるようになったことなのだろう。

週間予報などを見る限り、今年の25日は曇りとなっている。
前日24日は雨の予報なので25日まで雨が残る可能性もある。
好ましいことではないが、今年もこのジンクスが当てはまりそうである。
  


Posted by じゅんさく at 19:46Comments(0)庄内弁

2009年05月03日

おくりびと

かなり旬を逃した感もあるが、親戚が「おくりびと」のDVDを購入したそうで、
結構面白かったので見てみろと貸してくれた。



正直それほど興味も無いので未だ見ていないのだが、
庄内が舞台ということで、登場人物が庄内弁で話すそうで、
その辺りはちょっと見てみたい気もする。

「たそがれ清兵衛」など藤沢周平作品でも庄内弁を話していたが、
時代劇だけに古い庄内弁で、やや大げさな感じもした。
この「おくりびと」は現代劇なので、普段我々が耳にする庄内弁を
有名俳優たちが話している可能性があるので期待している。


  


Posted by じゅんさく at 12:32Comments(0)庄内弁

2009年03月12日

ばばちゃ

「ばばちゃ」、ご存知の通り「お婆さん」のことである。

スマラ」の記事で紹介した「続・心にのこる庄内語」の中に
「寒んぶぐで温海のばばちゃさばいでよだ」という話が載っている。
標準語に訳すと「寒くて温海のおばあさんにおんぶしたいようだ」
というこのフレーズ、
確かに幼い頃家の「ばばちゃ」たちが話しているのを聞いたことがある。
温泉地である温海のお婆さんなら背中も暖かいだろうということから
来ているらしい。
家は旧斎村と旧鶴岡市の境目辺りにあり、
温泉地なら温海よりも湯田川や湯野浜の方が近いにもかかわらず、
何故か「温海のばばちゃ」である。
このエッセイの著者佐藤隆氏によると、
湯野浜の人でも「温海のばばちゃ」と言うそうである。
佐藤さん曰く、「温海温泉の持つ神秘性とばばパワーが
この言葉を広めたのではないか」とのこと。
温海温泉の神秘性というのが湯田川や湯野浜とどう違うのかよく分からないが、
昔は温海まで行くのは大変だったろうから遠い町への期待感があったのだろうと想像しておく。

「ばばちゃ」といえば、小学校くらいの頃こんな歌が流行った。
ばばちゃ ばんばでる(お婆ちゃん う○こ出る)
かがちゃ かみもってこい(お母さん 紙持ってきて)
とどちゃ とをしめろ(お父さん 戸を閉めて)
じじちゃ じろじろみるな(お爺さん じろじろ見るな)

「あだりめ余目 当然外内島」と同じく庄内人には有名な歌だと思うがどうなんだろう。

現在3歳と1歳の姪っ子と同居しているが、彼女らは私の母を「ばあば」などと呼ぶ。
「ばあば」などという高級そうな呼び方は合わないので、上記の歌を教えたところ、
姪っ子の親たちにえらく怒られてしまった。
だだちゃ豆も全国的に有名になったことだし、
1人くらいお婆ちゃんを「ばばちゃ」と呼ぶ3歳児がいてもいいではないか。
  


Posted by じゅんさく at 15:17Comments(0)庄内弁

2009年03月12日

スマラ

我が家の蔵書にこんな本があった。
「続・心にのこる庄内語」佐藤治助 1994年10月1日鶴岡書店発行



佐藤治助氏他数名の方が庄内弁にまつわるエッセイを書いているのだが、
長く庄内、鶴岡に住んできた私でも聞いたことの無いような言葉が出てくる。

今回のタイトル「スマラ」というのも私が初めて聞いた言葉である。
1957年に朝日の大網小学校に赴任した松田国男さんという方が寄せていたエッセイなのだが、
生徒がこの「スマラ」という言葉を用いていたらしい。
学校近くの小川で水浴びをした際に、一人パンツをはかないで泳いでいた生徒がいたらしく
その生徒を指して皆が「スマラ」と言っていたとのこと。
「ス」=素手、素肌などの素+「マラ」=男性器を表す、これで「スマラ」ということらしいが、
これは果たして庄内弁、庄内語なのだろうか。

私自身、「素○○」という言い方をすることがあるが、庄内弁という意識はもちろん無く、
標準語圏で普通に通用するものだと思っている。
以前仕事場に有名なクレープ屋が店を出しにきたことがあり、
営業終了後にご協力ありがとうということでクレープを振舞ってくれたことがある。
私がいただいたのは確かチョコバナナクレープだったように記憶しているが、
一緒に働いていた女性は具が品切れしてしまった後だったらしく、
生クリームのみが入ったクレープをいただくことになった。
具の無いクレープなんてがっかりだというその女性に対し、
「素クレープが一番美味いのだ」という話をした。
これで普通に通じていたし、「素○○」という言い方が庄内独自のものであるとは思えないのだ。

何故松田国男氏はこれを庄内弁として認識したのか疑問が残った。
この方は内陸出身の方のようなので誤解してしまったのではないだろうか。
それとも私が知らなかっただけで「素○○」という言い方は庄内発祥のものだったのだろうか。  


Posted by じゅんさく at 07:06Comments(0)庄内弁

2009年03月11日

コロッケ

やばち」の記事に「あっ!くん」様からいただいたコメントで、
「庄内には、北前舟等を介して京の文化がたくさん伝わっています」という一節があった。

なるほど、と思い出す出来事がある。



東京に出て1年目、井の頭公園近くに部屋を借りて住んでいた。
その頃、実家から米を送ってもらい、おかずは買って食べる生活をしていた。
アパート近くの肉屋にコロッケを買いにいったときのこと、
「コロッケください」そう言った私に肉屋のおばさんは「関西の方の人?」と尋ねた。
私が笑福亭某に似ているとでもいうのかこのおばさんは、と一瞬思ったが、
どうやら「コロッケ」という言葉の発音が関西風だったらしい。
標準語でコロッケはタレントのコロッケを呼ぶときの発音と同じだが、
私はつい「ロ」にアクセントを付けて話していたらしい。

また、全体的な口調も関西的なイントネーションになっているようで、
大学のサークル仲間などに「関西の人だっけ?」などとよく聞かれたものである。

私の「庄内弁→標準語化作戦」をそのまま実行すると、
「関西からやってきた人風標準語」になってしまうようである。
  


Posted by じゅんさく at 05:54Comments(2)庄内弁

2009年03月10日

やばち

庄内弁に「やばち」という言葉がある。
意味を文章で表すと「濡れて不快な様子」といったところだろうか。



昔高校を卒業し東京に出ることになった際、友人たち数名と標準語を話す訓練をした。
今思えば恥ずかしいが、田舎者と思われるのが嫌だったのだ。
庄内弁、といっても私は鶴岡の言葉しか知らないので鶴岡弁になるが、
鶴岡弁を標準語にするのは割と楽である。
1.濁音を取る
2.語尾の「の」を「ね」に替える
この2つに気をつければ大体はいける。

例えば、おなかが空いて肉を食べたいとする。
こんなとき庄内人なら「腹減ったのー肉食いでー。(はらへったのーにぐくいでー。)」と言うだろう。
これに上で挙げた2つの注意事項を適用すると、
「はらへった『ね』ーに『く』くい『て』ー」となり、標準語で通用してしまう。
他にもいろいろと直すべき点はあるだろうが、後は応用でなんとかなるものだ。

そんな話し合いをし、なんとか標準語に対応できそうな気がしていたのだが、
ふと誰かが、「『やばち』ってなんて言えばいいろ?水かがったりしたらなんて言うや」
などと言い出した。
「『冷たい』でね?」おそらくはこれが正解に近いのだろうが、何か違う。
庄内人なら分かってくれると思うが、「冷たい」と「やばち」では印象が違いすぎる。
「冷たい」は「はっこい」なのだ。
その後も話し合ってみたのだが、結局「このやろー」とでも言っておくかということで落ち着いた。
幸い実際にそのような場面に出くわさなかったおかげで
「このやろー」と言ってしまいケンカになってしまうこともなかったが、
あれから20年近く経った今でも「やばち」を標準語で何と言うか答えを知らない。

今度東京から来た人に出会ったら水でもぶっ掛けてみようか。  


Posted by じゅんさく at 11:50Comments(4)庄内弁